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奈良県桜井市 ふるさと納税 ニュース

纒向遺跡:大型建物跡 「卑弥呼の里」きっと 期待ふくらむ地元−−桜井 /奈良
 ◇来年1300年祭「最高の発掘成果を」

 邪馬台国の最有力候補地とされる桜井市の纒向(まきむく)遺跡で、見つかった大型建物跡。同市教委が今年2月から、中枢部とみられる辻地区に絞って発掘調査してきた。卑弥呼(248年ごろ没)の宮殿の可能性も指摘される今回の成果に、地元では「邪馬台国の所在地」への期待が高まる。同市はふるさと納税で集まった寄付金などを基に、さらに発掘調査を進める方針だ。【稲田敏雄、高島博之】

 ■専門家も驚き

 古墳時代を研究する白石太一郎・大阪府立近つ飛鳥博物館長(考古学)は今年9月から、発掘現場に3度足を運んだ。「大型建物にも驚いたが、建物群が東西方向に軸をそろえ、左右対称になっているような配置は3世紀では見つかっていなかった。大変意義がある。これが邪馬台国の中心的な施設だった可能性は十分にある」と話す。

 金関恕・大阪府立弥生文化博物館長(考古学)は「難しい調査だったと思うが、よく見つけ出した。粘りに感服する」と評価した。さらに「私は邪馬台国はこの辺りだと思っているから、(今後の調査に)非常に強い期待を寄せている」と述べた。

 ■発掘現場

 発掘現場はJR巻向駅北100メートルで、周辺は住宅、商店などが建ち並ぶ。今回の成果に、住民の間でも古代史へのロマンが広がった。

 発掘現場の土地所有者で農業の川口由一さん(70)は「3世紀前半の建物と聞いていたが、やはり卑弥呼の時代の建物跡だったか」と感無量。現場は昔、地元の旧庄屋の所有だったが、終戦直後の農地開放で川口さん方の所有となった。その後、自然のままで保存してきたのが、遺跡を守る結果となった。

 発掘現場がある辻を含む12地区を受け持つ纒向支部長、豊田穣一さん(67)も「邪馬台国の所在地は九州・吉野ケ里説より畿内説を確信している。今後、一層の調査、究明を進めてほしい」と喜びを語った。

 ■桜井市

 谷奥昭弘・同市長はこの日、発掘現場に詰め掛けた報道陣約50人に、開口一番「纒向遺跡こそ邪馬台国と信じてきた。さらに調査を進めて卑弥呼の里を解明したい」と熱っぽく語りかけた。

 かつて、同市は「木材とそうめんの町」と言われたが、いずれも低迷続き。その中で04年、古代文化遺産と古社寺などを観光資源にした「観光立市」をスタートさせた。

 07年11月、無投票当選した谷奥市長は「邪馬台国の最有力候補地・纒向遺跡は飛鳥よりも古い。調査、究明して必ず世界遺産にしたい」と公約に掲げた。

 08年8月、その調査研究・保存事業などに活用するため、ふるさと納税を活用した「卑弥呼の里・桜井ふるさと寄付金」制度を創設。寄付は10月末現在、計247件、総額1638万9106円。うち同遺跡事業には、161件、757万6000円が寄せられた。

 同遺跡の調査事業は166次に及ぶが、ようやく中枢部の発掘がスタートしたばかり。今後、長期間の調査が予測される。谷奥市長は「来年の平城遷都1300年祭にふさわしく、纒向遺跡発掘調査で最高の成果を挙げたい」と述べた。


(2009.11.11 毎日新聞 地方版)
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